パターンの基本 - チュートリアルの概要

このチュートリアルでは、パターン作成の基本を学びます。 

タスク 1: 寸法パターンを作成する。
        

タスク 2: 方向パターンを作成する。



タスク 3: 軸パターンを作成する。



タスク 4: 領域内に穴をパターン化したフィルパターンを作成する。


タスク 5: さまざまな形状のフィルパターンを作成してみる。


タスク 6: 領域内に突起をパターン化したフィルパターンを作成する。


タスク 7: サーフェスの形状に沿ってフィルパターンを作成する。


タスク 1. 寸法パターンを作成する

  1. まだ起動していない場合は、Pro/ENGINEER Wildfire 4.0 Tryout Edition を起動します。

  2. Pro/ENGINEER をすでに実行している場合、すべてのウィンドウを閉じてから、「ファイル」 > 「消去」 > 「非表示...」の順に選択して、セッションからオブジェクトをすべて除去してください。

  3. 「ファイル」 > 「ワーキングディレクトリを設定...」の順に選択してから、HANDS-ON_WF4\05-PATTERNS をブラウズします。

  4. PATTERN_TUTORIAL フォルダを右クリックし、「ワーキングディレクトリを設定」を選択します。 

  5. Pro/ENGINEER のメインツールバーで、 (「データム平面オン/オフ」) (「データム点オン/オフ」) (「座標系オン/オフ」) をクリックします。

     

    これらのボタンを使用することで、データム平面、データム軸、データム点、座標系の表示/非表示を切り替えて、グラフィックウィンドウの表示を整理することができます。 

  6. PATTERNA.PRT をダブルクリックして開きます。

  7. モデルツリーで HOLE 1 をクリックし、フィーチャーツールバーの (「パターンツール」) をクリックします。

     

    (「パターンツール」) を選択したときのデフォルトのパターンオプションは寸法パターンになっています。寸法パターンでは、フィーチャーの寸法の増分とインスタンスの数を指定してパターンを定義します。

  8. 図のように水平寸法 1.00 を左クリックし、増分として -2 と入力して Enter キーを押します。

  9. 右マウスボタンを長押しし、メニューから「方向 2 寸法」を選択します。
  10. ダッシュボードで、図のように垂直寸法 1.00 を左クリックし、増分として -2 と入力して Enter キーを押します。


  11. (「フィーチャーを完了」) をクリックすると、2x2 のパターンが完成します。

 

 

タスク 2. 方向パターンを作成する

  1. (「元に戻す」) をクリックして寸法パターンを除去します。

  2. モデルツリーで HOLE 1 を右クリックして「パターン化」を選択します。

  3. ダッシュボードで、パターンオプションとしてプルダウンメニューから「方向」を選択します。



     

    方向パターンでは、選択した 1 つまたは 2 つの方向にパターンメンバーが追加され、元のフィーチャーにその方向の寸法スキームが指定されている必要はありません。

  4. Pro/ENGINEER のメインツールバーの (「データム平面オン/オフ」) をクリックして、データム平面を表示します。

  5. 次の図のように、「RIGHT」データム平面を選択します。

  6. 寸法 1.18 を選択し、増分として 2 と入力して Enter キーを押します。

  7. 右マウスボタンを長押しし、メニューから「方向 2 参照」を選択します。

  8. 次の図のように、「TOP」データム平面を選択します。

  9. 1.18 を選択し、増分として 2 と入力して Enter キーを押します。

  10. (「フィーチャーを完了」) をクリックすると、2X2 のパターンが完成します。


タスク 3. 軸パターンを作成する

  1. (「元に戻す」) をクリックして方向パターンを除去します。

  2. モデルツリーで HOLE 1 を右クリックして「パターン化」を選択します。

  3. ダッシュボードで、パターンオプションとしてプルダウンメニューから「軸」を選択します。

     

    方向パターンでは、選択した 1 つまたは 2 つの方向にパターンメンバーが追加され、元のフィーチャーにその方向の寸法スキームが指定されている必要はありません。

  4. パターン回転の中心となる部品の中心軸 (A_2) を選択します。



     

    軸が表示されていることを確認します。表示されていない場合、 (「データム軸オン/オフ」) を選択します。


  5. ダッシュボードで、穴の数を 8 に変更します。




  6. ダッシュボードの (「パターンの角度範囲を設定」) を選択して、メンバーを等間隔で配置します。




  7. (「フィーチャーを完了」) をクリックすると、軸パターンが完成します。

     

タスク 4. フィルパターンを作成する

  1. (「元に戻す」) をクリックして軸パターンを除去します。

  2. モデルツリーで HOLE 1 を右クリックして「編集」を選択します。

  3. 水平オフセットと垂直オフセットの値 1.00 をダブルクリックして 0 に変更してから、 (「モデルを再生」) を選択します。これにより、部品の中心に穴が配置されます。

  4. モデルツリーで HOLE 1 を右クリックして「パターン化」を選択します。

  5. ダッシュボードで、パターンオプションとしてプルダウンメニューから「フィル」を選択します。

  6. モデルツリーでカーブ SKETCH_FOR_HOLE をクリックします。穴が作成される位置に黒点のプレビューが表示されます。

  7. メインツールバーの (「保存したビューリスト」) を選択し、「FRONT」を選択してモデルの正面ビューに切り替えます。次の図のようなパターンが表示されます。


  8. 白い四角形のドラッグハンドルを左マウスボタンでドラッグすることで、方向角度、間隔、オフセット境界を変更できます。次の図で、青い円に囲まれているのがドラッグハンドルです。

     
  9. 寸法をダブルクリックし、次の図に示す値を入力します。



     

    黒点を左クリックすることで、穴のメンバーを個別に除外することができます。フィルから除外されると、黒点が白色に変わります。パターンメンバーに戻すには、白色の点を左クリックします。   


  10. (「フィーチャーを完了」) をクリックすると、フィルパターンが完成します。

  11. パターンの表示をわかりやすくするため、必要に応じてメインツールバーの (「隠線なし」) を選択します。

タスク 5. さまざまな形状のフィルパターンを作成してみる

  1. 必要に応じて、 (「シェード」) を選択してシェードモードに戻します。

  2. モデルツリーで「HOLE 1 のパターン 1」を右クリックして「定義を編集」を選択し、既存のパターンタイプを変更します。

  3. ダッシュボードで、パターンの形状を「直角」から「ひし形」に変更します。

                        

  1. ダッシュボードで、パターンの形状を「ひし形」から「三角形」に変更します。

          

  1. ダッシュボードで、パターンの形状を「三角形」から「円」に変更します。

                            

  1. ダッシュボードで、パターンの形状を「円」から「カーブ」に変更します。
                            

 

  1. ダッシュボードで、パターンの形状を「カーブ」から「らせん」に変更します。
                   
  2. ダッシュボードの右側にある (「フィーチャーを完了」) をクリックします。

タスク 6. 突起のフィルパターンを作成する

  1. 作業しやすいビューにモデルを方向設定するため、メインツールバーの (「保存したビューリスト」) を選択して「BACK_PATTERN」を選択します。  

  2. 反対側の穴の軸が表示されている場合、 (「データム軸オン/オフ」) を選択して軸を非表示にします。   

  3. モデルツリーで PROTRUSION1 を右クリックして「パターン化」を選択します。 

  4. ダッシュボードのプルダウンメニューで、パターンオプションを「寸法」から「フィル」に変更します。

  5. モデルツリーでカーブ SKETCH_FOR_PROTRUSION を選択し、ダッシュボードの右側にある (「フィーチャーを完了」) を選択してパターンを完成させます。

               

       

      中マウスボタンを押したままドラッグして、モデルを回転させてみてください。すべての突起が同じ平面から開始していることがわかります。

    タスク 7. 曲面に沿ってフィルパターンを作成する

    1. (「保存したビューリスト」) を選択して「BACK_PATTERN」を選択し、以前の方向に戻します。
    2. モデルツリーで「PROTRUSION1 のパターン 2」を右クリックし、「定義を編集」を選択します。
    3. 画面の下部に表示されているダッシュボードの「オプション」タブを選択します。
    4. 「サーフェスの形状に従う」チェックボックスと「一定」ボタンをオンにします。

                           

    5. 下図の曲面を左クリックします。



    6. ダッシュボードの右側にある (「フィーチャーを完了」) をクリックします。

                       

    タスク 7. 曲面に沿ってフィルパターンを作成する (続き)

    1. (「保存したビューリスト」) を選択して「BACK_PATTERN」を選択し、以前の方向に戻します。

    2. モデルツリーで「PROTRUSION1 のパターン 2」を右クリックし、「定義を編集」を選択します。

    3. 画面の下部に表示されているダッシュボードの「オプション」タブを選択します。

    4. ラジオボタンの選択を「一定」から「サーフェスに従う」に変更します。

    5. ダッシュボードの右側にある (「フィーチャーを完了」) をクリックします。

    お疲れさまでした。これで「パターンの概要」チュートリアルが完了しました。